前書きというか、最初に書いておなければならないことを書いてなかったので、今回は、お話だけです。
本編は やさしい音楽理論 #01からです。
(文字だけではさみしいので、意味もなく、加茂水族館のクラゲです。)
音楽理論とは
音楽理論て、何なんでしょう?
これを理解していなければならないのでしょうか?
音楽理論とは、” むか~し ” から、歌われ、演奏されてきた曲たちの
” キモチイイところ ”を整理整頓したものなのです。
例えば、
音楽理論を知らない Dr. B. Guit. Vo. の4人でロック・バンドを作ったとします。
この 4人は自分たちの間で通じる法則を作らないと、
音楽的コミュニケーションが成立しません。
Vo.が Guit.に「バリインスス”で弾いて」そして、演奏してみる。
すると、
Dr.:「バリドラス”の方が良くない?」といったような会話になります。
メンバー以外には通じません。
非効率で、人が心地よいと感じる演奏ができるまで膨大な時間が掛かるでしょう。
日本では、義務教育で習いますので、
「ドレミって何?」って人はいないと思います。
それなら、先人たちがまとめてくれた法則を使ったほうが早いですよね。
音楽理論が分かっていると便利な場面は
- 言葉で説明する時
- 耳コピーする時( 譜面がない曲を演奏する。譜面が音源と違っている )
- Cメロ(ツェーメロ)*の譜面で演奏する時( 楽器用の譜面がない )
- 作曲する時
等々…あります。
バンドやっていれば、よくあるシーンです。
*Cメロ:メロディー、歌詞、コード・ネームしか書いてない譜面
しかし、オリジナルを作曲する時に理論に合わせる必要はありません。
自分( 達 )が、” カッコイイ ” と思えばOKです。
最初に書いたように、” キモチイイところ ” を整理整頓したものなので、音楽が先にあるのです。
あなたが作った曲のおかげで、10年後の理論書が変わるかもしれません。
読譜
譜面は読めないといけないのでしょうか?
では、譜面は読めると便利な時は
- 言葉で説明する時
- 宿題を出す、もらう時
- 上手く弾けない箇所を反復練習する時
- 理論を説明する時
- 作曲する時
等々…やはり、譜面がない時も、先例のバンドのような会話になってしまいます。
つまり、
普通にレッスンを受けた方々は、譜面が読めるようになってしまいます。
譜面を読む練習をするわけではないのです。
(ピアノなどを習っている小学生は読めますよね。)
昔、譜面を書けない Vo. のオリジナルを演るときに、 ベースのフレーズを何百回も歌ってもらって、
フレーズを作ったこともありました。 (彼の頭の中ではベースが鳴っているんです。間違っていたとしても、譜面書いてくれた方が楽です。)
初見で演奏したり、口ずさんだメロディーをささっと書き留めたり出来なくてもいいんです。
有名なプレーヤーが「僕は譜面読めないから…」とインタビューで言っている。
それ故、音楽するうえで、「譜面は読めなくても良い!」と
思い込んでいるアマチュアの方も多いと思われます。
僕らは、たくさんの譜面を読んで練習してきました。
結果、初見でも演奏できるようになります。
それが当たり前なので、「僕は譜面読めないから…」と言っているプロ・ミュージシャンの方は、
「初見では演奏できないよ。」という意味です。