Electric Bass とは

pedulla electric bass MVP4

エレクトリック・ベース ( Electric bass ) という楽器は誕生してから、まだ70年ほどしか経っていない新しい楽器です。 しかし、現在の音楽シーンにおいては、音楽ジャンルに関わらず、必要不可欠のものなりました。もちろん、コントラバス( Contrabass : ウッドベース )も多く使用されていますが、昔とは反対にクラシック、ジャズ等とジャンルが固定されています。( ロック黎明期には、コントラバスで演奏されていました。)

音楽の中での役割はコントラバスと同じく、ルート( 後述:やさしい音楽理論#04 参照 )を指示することですが、現在では、ルートはもちろん、リズム・パターンも提示することが多いようです。

昔ながらの、ルート、5th を弾くパターンは、意図的にシンプルなパターンを狙ったシーンが多いようです。

その昔、モータウン・レコードによって発表された多くのヒット曲はエレクトリック・ベースの可能性を世に知らしめました。

それまでの、コントラバスでのシンプルなフレーズとは違い、モータウンのようなシンコペーション、音数の多いベース・フレーズはポピュラー音楽の世界を一変させました。まさに、エレクトリック・ベースならではのフレーズとなっています。

モータウン・レコードのベーシスト、ジェイムス・ジェマーソンなくしては現代のエレクトリック・ベースは語れないと思います。

ジェイムス・ジェマーソンはジャズ・プレイヤーでしたが、突然 (?)新たなスタイルを生み出しました。彼の才能はもちろんですが、やはり、構造の変化が大いに影響していると思われます。

コントラバスよりスケール( 弦長 )が短くなり、電気で音を出し、そしてなんといっても指板にフレットが取り付けられたことにより、正確な音程が簡単に出せるようになりました。
結果、コントラバスが主流だった時代より、複雑なフレーズや多様なテクニックが生まれました。

また、先祖返りとでもいうような、フレットのないフレットレス・ベースも登場しました。
現代のポピュラー音楽では、ベースが主役となっている曲も数多く聞かれます。

参考:クラッシック、ジャズでは2beat、4beat、Waltz(3/4)等が標準的なリズムで、
ルート(根音:和音の中心音)を示すのが、主な目的です。
現在の音楽では、8beat 、16beat、Half Time Shuffleなど、より複雑なリズムと音階を表現し、楽曲の”骨組み”となっています。
スラッピングタッピングなどの新しいテクニックも生まれました。

エレクトリック・べースはコントラバス、チェロ、ギターのテクニックを混在させて演奏されます。
つまり、現代のベーシストには黎明期より、より高度なことが要求されているのです。

しかし、やはりベースに要求されていることは、共演者に対し、正確なリズムと楽曲の進行を示すという基本的な事は昔とは変わっていません。
この基本を守りながら、アクティブな演奏を体現していかなければなりませんので、それなりのトレーニング、音楽的知識は必須となります。
前述の通り、昔のベーシストより「重要なパート」になっている訳です。

ドラム、パーカッションだけでも、ダンスをしたりできますが、
ベースが入ると、「ワクワク感」が出てきます。
これが、タイトルにつけた「音楽の骨格」なのです。

永遠のモータウン

参考:” 永遠のモータウン ”
モータウン関連の映画が発表されています。
当時のミュージシャン達のインタビュー、演奏。
現在のミュージシャン達との共演と、興味深く、楽しい音楽映画です。
ベースを弾かなくても、観てみる価値はあると思います。
ベーシスト Bob Babbitt の演奏も抜群でした。
残念なことに、彼も亡くなったそうです…

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