やさしい音楽理論 #08 ブルーノート・スケールとブルース

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クラゲ@加茂水族館 : ブルーノート・スケールとブルース

この”やさしい音楽理論”の投稿を始めたのが2月の上旬。
教室の紹介サイトなので、何か定期的に変化をつけたいと思い、
「一般の理論書や他のサイトよりわかりやすい音楽理論の解説をしよう!」
と思い、ボチボチと書いていこうと考えていました。
ところが、”新型コロナウィルス”のおかげで、
2月末からの仕事がすべてなくなり、
この投稿がドンドン更新されています。
(画像は加茂水族館のクラゲです。)

そして、大事なスケール忘れてました!

ブルーノート・スケールとブルース

Blue Note Scale( ブルーノート・スケール

JazzRockには欠かせないスケールで、黒人特有の音階です。
昔、奴隷としてアフリカから連れてこられた黒人達が
労働の時や教会で唄っていた歌(Gospel)が原点で、
JazzやR&Bへと進化していきました。

ついでなので、Rockの原点の話です。
昔のアメリカでは、白人はC&W(カントリー・アンド・ウェスタン)、
黒人はR&B(リズム・アンド・ブルース)と音楽も別々でした。

しかし、C&Wが好きな黒人、R&Bが好きな白人もいたでしょう。

R&Bのリズムやメロディーに興味をもった白人達が始めたR&Bサウンドのことを
R&R(ロック・アンド・ロール:ロックンロール)と呼びました。
C&WとR&Bの融合したのがR&Rです。

R&Rが進化、多様化してRockと呼ばれるようになりました

では、本題のBlue Note Scaleです

ブルーノート・スケール

メジャー・スケールの第3音、第5音、第7音が♭した音(正確には近似値)をブルー・ノートと言います。
メジャー ・スケール にこのブルー・ノートを加えた音階をブルーノート・スケールと言います。
このブルーノート・スケールには7thコードを使います。
上記譜面の場合はC7になります。

Blues( ブルース )

もう一つ黒人音楽がオリジンなのが、ブルースです。
”淡谷のり子さんのブルース”とは違う意味で、音楽の形式です。

ブルースの構成

12小節で1コーラスになる構成です。
正調な感じでブルース演るにはブルーノート・スケールを使います。
すると、↑ のⅠ、Ⅳ がⅠ7、Ⅳ7 になります。
有名な曲が数多くあります。

パターンを決めれば、ひたすらこの12小節を繰り返すので、
ジャム・セッションや「初めまして」の時によく演奏されます。

その他のスケール

Diminish Scale(ディミニッシュ・スケール)

ディミニッシュ・スケール

コードを付けると Cdim(Ebdim、Gbdim、Adimも同じ構成音です。)
ベースが弾いている音をルートで表記します。
「ディミニッシュのコード・トーンの半音下の音を加える。」と覚えるとよいと思います。

↓ Hole tone scale 共に、やさしい音楽理論 #04 コード・ネーム参照

Hole Tone Scale(ホールトーン・スケール)

ホールトーン・スケール

コードを付けると Caug、C7+5 ですが、すべて全音間隔なので、
Daug、Eaug、F#aug、G#aug、A#aug ともに同じスケールになります。
7thコードの時にも使えます。

スティービー・ワンダーの” You Are The Sunshine Of My Life”のイントロの上行のフレーズです。

Combination Of Diminished Scale
(コンビネイション・オブ・ディミニシュド・スケール:コンディミ

コンディミ

Altered Scale(オルタード・スケール)

オルタード

コンディミとオルタードは7thコード(ドミナント)の時などに使えます。
ベース・パターンでは使いません。
アドリブで使うと高度な感じになります。

Key、ダイアトニック・コードとチャーチ・モード、ブルーノート・スケール
ここら辺りまで理解できていれば、普通にバンド活動するには不自由はないと思います

そんな訳で暇なので、投稿に勢いついちゃってます。
文章を書くのも早くなりました。
楽器やリズムのことも書いてみようと思います。